|
■みなさんご存じのもも太郎の話。岡山では結構知られてても、他の県ではあまり知られていないことがあります。それは「きびだんご」についてです。 ■もも太郎はイヌ、サル、キジをお供にするために「きびだんご」を与えるでしょう。その際、イヌたちは、きび団子を「ひとつください」とねだるんですが、もも太郎は「ひとつはやらない。半分やろう!」と値切ります。なんともしみたれったケチ小僧ですが、まあそれで納得したのか、イヌたちはお供についていくのです。 ■どうして半分しか与えないのか?詳細にはわかりませんが、アニメ映画の『ドラえもん のび太の恐竜』に出てきたドラえもんの小道具「きびだんご」も、半分は相手に与えて、半分は自分で食べると襲ってきた恐竜ティラノサウルスが急におとなしくなって、ドラえもんたちの云う事を聞くようになるってシーンがありましたが、そういう意味なのかなと思います。 ■でも「きびだんご半分」についてひとつ疑問が出てきます。それはどうやって半分にしたかです。現在岡山銘菓として売られている「きびだんご」は、だんごといっても、実際は「もち」であり、半分にするのが非常にむずかしい。中に餡のはいった皮を蒸して作る「まんじゅう」だったら手でちぎって半分にしやすいでしょうが、基本的にナイフで切らないと無理です。もも太郎はナイフで切って与えたのかもしれません。 ■さらにもうひとつ。もも太郎がなぜ鬼退治に出かけたのかということはあまり明確に知っている方は少ないと思います。結論から言うと「お殿様に命じられた」からです。岡山で話されているもも太郎話では、前段、ももから生まれたもも太郎が成長すると、まず仕事をする話が出てきます。その仕事とはおじいさんと同じ「山で芝刈り」です。 ■ただ仕事をする段取りが悪く、なかなか仕事に出かけようとしません。薪をくくる縄をなうだの、わらじを作るだの、鎌を研ぐだのいろいろ言い訳をいって引き伸ばすのです。そのため、もも太郎=横着者というニュアンスで話される地方もあるくらいです。 ■そしてやっとのことで仕事に出かけても、他の人が一生懸命やっている最中ひとり昼寝をしています。日も暮れて帰ろうといわれたとき、もも太郎は大きな木の切り株を引っこ抜いて持ち帰りました。それを置くと材木小屋がふっとんで、その音を聞きつけたお殿様が、もも太郎の実力を認めて、鬼が島へ鬼退治に向かわせたというわけなのです。 ■岡山の昔話をまとめた図書では、この前段の切り株事件の話がメインになっているものもあるほどです。 |
| << 前記事(2005/01/24) | ブログのトップへ | 後記事(2005/01/27) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2005/01/24) | ブログのトップへ | 後記事(2005/01/27) >> |